母子家庭でお困りなら生活保護の申請を考えてみましょう
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母子家庭で生活にお困りなら、生活保護を申請してみましょう。母子家庭であれば誰もが受けられるという保証はありませんが、母子加算制度もあるのでぜひとも申請すべきだといえるでしょう。
生活保護は様々な事情で収入が得られない人に対して、一定の保護を行うことを目的とした社会保障制度です。現代社会では平等が重視されていますが、実際には働く際に様々な不平等が存在してしまっています。
例えば、母子家庭のお母さんの場合には、一般的な労働者よりも働ける時間が短くなってしまうために、劣悪な環境での仕事しか選べなかったり、求人に応募しても残業ができない等の理由から、採用されないこともあったりします。
生活保護は母子家庭は受けやすい!?
一般的な家庭と比較すると、旦那さまという大黒柱がおられない分、母子家庭での基本収入は少なくなりますので、お子様の教育費にも困ることを防ぐためにも、まずは気軽に生活保護の受給申請をしてみるようにしましょう。申請が通れば、月々一定の収入を得ることができますので、安心して生活ができるようになります。
生活保護の申請は、市町村役場等の福祉課の窓口で相談となりますが、生活保護の条件については、母子家庭といえど他社と同様の条件になりますので、しっかりと事前に確認することが大切です。
実際のリアル体験談をご紹介します
実際に生活保護を受けた母子家庭のお母さんに体験談をお聞きしました。申請を検討する際の参考にしてみてください。
車を所持しながらも受けることができた34才ママ
車は原則売らないといけない。
…これは知らなかったわけではありません。ですが役所に行って申請すると、やはりそのように言われてしまいました。
2年前に離婚した私は、8才の長男と5才の長女。そして3才の次女という3人の子供を抱え、本当に毎日が忙しく苦しい生活を送っていました。
それまで製本関係の会社で働いていたものの、子供が突然熱を出したりして休まないといけない、保育園の迎えがあるから残業ができないなどを理由に、どんどん周囲の対応が冷たくなり、最後は小さなミスをしてしまったことがきっかけで自主退職に追い込まれてしまいました。
退職してから1年。失業保険の給付も終わり、その後半年もすると貯金が底をつきました。コンビニのパートでは3人の子供を育てていくには全然足りず、最初はガスが止まり、そのうち電気もちょくちょく止まるようになってしまいました。
子どもたちには「節約のためにガスは解約したのよ〜」と嘘をついて、料理はカセットコンロでこなし、100円ショップで買った電池式のミニライトで生活する毎日。家賃もかなり滞納して疲れ切っていた時に、生活保護のことを考えるようになりました。
車は処分してもらわないと申請はできません。
それはわかってます!
…でもね、うちの車、14年も使っているんです! 走行距離だって10万キロ以上も走っているんです! そんな車でも処分しないといけないんですか!それを処分したら子供が熱を出した時、どうやって病院に送っていくんですか! 普段買い物にしても子供を乗せて自転車で出かけることもできないんですよ!
…と、気づいたら役所の中で号泣していました。規則はわかりますが、どうしてこの人達は紙に書いてあることをそのまま話すんだろう? まさか人の血が通っていないんだろうかと思うと、どんどん悔しくなってきてしまって…。
すると、その光景を見て下さっていたのか、奥におられた初老の男性職員の方が、そっとこちらに来られ、今までの担当さんと交代されました。
”まぁ、あくまで原則ですから落ち着いて下さい”
と言われ、役所ではその車が古くても、本当に価値の無いものかがわからないということ、そして売ったらいくらになるのかなんて査定士ではないのでわからない… ということを言われました。
そこで帰りに車の買取店へ立ち寄って、古くて恥ずかしい思いをしながら査定をしてもらうことに。結果1万円でしたら引き取りますと言われ、きちんと書面に起こしてもらいました。
それを持って役所に行くと、以前の初老の男性職員さんが
”これで上にかけあってみますね”
と、ニッコリ笑って申請書を受理してくれました。
あれからもう4年。生活保護を受けて1年になる頃、縁あった男性と再婚しましたので無事に打ち切ることができましたが、なんでもちゃんと書面で出さないと「役所って気難しいところなんだな〜」と思いました。
やはり車の値段は確認しないと始まらない。こういうことなのでしょうね。